合気道について
合気道とは?
合気道は開祖植芝盛平翁が自分が修めてきた武術や思想を一つの体系としてまとめた武道です。
合気道の特徴
①試合がない
合気道には試合がありません。
②年齢、性別、体力、運動能力に関係なく誰でも稽古できる
合気道の体の使い方は日常生活の延長上には無く、スポーツにもない体の使い方です。
ですから一般的に言われる運動能力が高くても稽古を始める段階では誰もが初心者です。
③体術・剣術・杖術を複合的に稽古する
合気道は体術、剣術、杖(じょう)術を併せて稽古します。
基本は体術ですが、応用の技法として剣術、杖術を稽古します。
それぞれ別々の技術ではなく互いを引き上げながら合気道という武道が自分の中に形作られていきます。
「体術は武器のつもりで、武器は体術のつもりで稽古せよ」と言われます。
合気道という武道が素手ならば体術で、剣を持てば剣術で、杖を持てば杖術として表現されます。
体術、剣術、杖術を全て稽古することで、合気道の理解がより深まります。
稽古心得
一、合気道は一撃克く死命を制するものなるを以て稽古に際しては自分勝手な稽古を行わず己を無にして指導者の教えを守り徒に力を競うべからず。
稽古の流れ
◯礼
◯準備運動
◯見取り
◯技の稽古
◯礼
◯清掃・着替え
稽古内容
〇礼法
武道は礼に始まり礼に終わると言われています。
その意味するところは敬意と感謝、そして用心です。
作法や所作はそれを形にしたものです。
礼法は道場の稽古だけのものでなく、日々の生活に取り入れていくことで、体の使い方や心のあり方が変わっていきます。
落ち着いた心と美しい動きは礼法の中にあります。
◯ 体術
◯ 剣術
〇杖術
剣が「斬る」動きなら杖は主に「突く」動きの原理を学びます。
直線的な剣の動きと比べると、杖の動きは体術に近く変幻自在です。
「突く」「打つ」「払う」動きと体捌きは全身への攻撃の要素があり、様々な攻防の展開の稽古が特徴です。